雑談

俺は雑談するのが下手だと思う.聞き手に回るのが常.かといって 「聞き上手」 という事でもなく.どう絡めば良いのか未だによく分からん.

話題に乏しい人間である事は自覚している.小学生の頃から雑談しようとしなかったっつーかできなかったつーか.唇顎口蓋裂の事当時はそうと知らなかったわけだがを意識してたのも一因か.

とにかく,雑談スキル(?) を獲得できてない & 共通の話題例えば,当時流行ったゲームとかテレビとかが少なめ なもんだから,ますます雑談しないわけで.

話し手の話がふと途切れた瞬間など,「自分から話題を提供せねば ! でも一体何を話せばいいんだ !?」 と毎度のように焦る.結局,後れを取ってまた聞き手に回る.すごくやるせない.

あえて雑談しないという場合もある.それは すべき事に取り組んでいる時.

「他の部員が雑談で盛り上がってる中,俺だけ やるべき作業を淡々と進めている光景は変わってない」 とは 高専で俺が所属していた部活の前部長の言葉.今でもまさにその通り.集中できる時,と言うよりエンジンがかかっている時に,とことん集中して一気に進めたいという気持ち・性格の表れなんだろう.悪く言えば,周りに合わせようとしない,という事か.

もう少し突っ込んだ本音を以下に.

周囲でよく交わされる話題の一種に,授業や成績に関する話題がある.こういった話は正直ホントに参加しにくい.

授業や担当教官に対する不満は,周囲の意見に賛同できる場合も多い.しかし,たまにある 「それは言い過ぎだろ」 というような いわゆる辛口批評に遭遇すると,それまで一緒になって批判してた教官を弁護するような立場に転じて意見を言うことが多い.そして 「そりゃまぁそうなんだけどね」 と言われて話が終わることが多い.「じゃあ そうと分かってるんなら そこまで言うことないでしょーが」 と言いたくなるわけだ.言ったことないけど.

成績が発表される時期になるとそりゃもう大変.大学では,点数を知らされないし 皆もう 「大人」 なんだから,今はそうでもないんだが,中学・高専時代はホントにやりにくかった.何故なら,多くの人が不快に感じることをあえて書くと,俺は 「できる」 方だからだ.

例えば,採点済み答案用紙を銘々受け取るシーン.それぞれが一喜一憂する ごくありふれた場面だ.

100 点中 80 点台という点数に対し 「あまりできなかった」 という評価を下す俺評価が B (or 良) だった場合は結構ショックを受けてるんですよ同級生の皆さん.としては,それくらいの点数の答案を受け取った際にどうリアクションすれば良いのか,実は毎回困っていたのだ.喜べる結果じゃないし,「ダメだったー」 というような素振りを見せると 「何だよアイツ」 て事になりかねないし.中学時代に実際にあったんだよな,確か.あーこれも忘れたい記憶だ.

高得点を確信していた試験の結果が予想通り満点に近かった場合も同様だ.「おっしゃー」 と声を上げて喜ぶほどではない.かと言って 「ふ,予想通り」 といった素振りを見せるとまた 「何だよアレ」 て事になる.にっちもさっちも行かないとはまさにこの事だと思う.

答案返却後の会話は,当然各自の結果の話で持ちきりになる.「俺だって周りと一緒になって楽しく話したい」 と日頃から思っているんだが,この話題の時はやっぱり輪に入りづらい.

ケース 1:
人 「あー,俺もうちょっとで優だったのになー.何点だった ?」
俺 「あ,あぁ,俺は 90 点だったよ.」
人 「へぇ〜.やっぱ違うねー.」
―終了―

ケース 2:
俺 「さっきの何点だった ?」
人 「60 点だったー.赤点じゃなくて良かったーマジで.」
俺 「へ,へぇ〜. (・・・かける言葉が見つからん & 自分の点数など言えん)」
―終了―

あくまでも事例だから.事例.

つまり,激しく場違いなわけである.上記 2 ケースのどちらにおいても,俺が下手に発言すれば 不快を感じる人が出てくるのは必至だ (と思う) し,適切な受け答えというものを未だ見出していないから,結局押し黙ることしかできない.するとまた,その態度が癪に障るという人が出現し得る.考え出したらキリがない.だから会話にあまり参加しない.

こんな事,口頭では絶対言えない事だ.しかし一度は主張しておきたかった.Weblog は最早,俺には欠くことのできない情報発信手段になってしまっている.

どーでもいいが,この記事を書きあげるまで,推敲に推敲を重ねているために 実に数時間を要している.今回は文章自体が長いため,余計に長い時間がかかったと言える.ただ,普段の長さの記事でも,同様に推敲を繰り返しながら 約 1 時間かけて書いている.それだけの時間を要しているにもかかわらず,最も適切な表現を用いて書くことができたと思える記事は少ない.もう少し何とかならんかね>俺.

これまたどーでもいいが,段落と改行の使い分けが未だに難しい.