Thunderbird での返信ヘッダの書式

最近 「備忘録」 しか書いてないなぁ.

Thunderbird のデフォルトの設定では,返信メールを作成すると以下のような感じになる.

Yoshinori IIHOSHI wrote:
> Hello!
> ...

この 1 行目を返信ヘッダと呼ぶ.返信ヘッダの書式は,拡張機能を使わなくてもある程度カスタマイズできる. about:config ウィンドウを開いて mailnews.reply_header_**** なる設定名の値を編集するか,上記リンク先のように user.js に直接記述するかすれば良い.俺はこれまで次のように設定して使っていた.

過去に自分が書いた返信メールを今漁ってみたら,この設定変更を行ったのは実は今年の 1 月末だった.割と最近だったのね.

設定名
mailnews.reply_header_type2
mailnews.reply_header_authorwrote%s wrote
mailnews.reply_header_ondateAt %s
mailnews.reply_header_separator

この時の返信メールは次のようになる.

At 03/13/2007 02:00 AM, Yoshinori IIHOSHI wrote:
> Hello!
> ...

時刻も表示されるんだから "On %s" だとおかしいだろ…英語として….

「ある程度カスタマイズできる」 とは言ったものの,俺にとっては申し訳程度のように感じていたので,Thunderbird Reset Quote Header の日本語版をインストールしてみた.なんで "Quote Header" なんやろ.昔は公式でもそう呼んでたんかな ? 以下のようなテキストファイルを作成して使うことにしてみた.

At <!--@D@-->@D@<!--@D@--> +0900,
<!--@A@-->@A@<!--@A@--> wrote:

この時の返信メールは次のようなものになる.一応,メールアドレスは架空のものということで.

At 2007年03月13日 02:00 +0900,
Yoshinori IIHOSHI <user@host.domain> wrote:
> Hello!
> ...

これでも不満な点がある.日時の書式が気に食わない.自分で+0900と書いちゃってるのもなんだか変な気分.

Reset Quote Header を使う前と後で日時の書式が変わっちゃってるけど,これはシステムのロケールに関して手を加えたのが影響した様子.

環境変数 LC_TIME でロケールを指定すればそのロケールで定められた書式が使われるらしいけど,俺の環境では LC_TIME の代わりに LC_ALL を使わないと確認できなかった.もちろんそれじゃマズい.日時の書式以外のところで文字化けが生じかねない っつーか生じたから.

更に,上記リンク先には 「ISO-8601 で定められている書式 (例: 2007-03-13T02:00+09:00) を使いたいなら en_DK を指定しろ (If you want the ISO 8601 date format (YYYY-MM-DD), use the "en_DK" locale.)」とあるわけだけど,これは人間にとって読みにくい (と思う) んで,RFC2822 で定められている書式 (例: Tue, 13 Mar 2007 02:00 +0900 (JST)) を使いたい.ということは後者を採用しているロケールを見つけにゃならん.しかし見つからん.ロケール別のそういう相違を一覧としてまとめている資料はないもんかね.

ロケールの指定による書式の変更を半ば諦めて,そんな変更のできる拡張を探してみたけど,これも全然見つからない.もしかしたら拡張だけでは対処できないのかもしれない.Mozilla 側が実装してくれるまで待つか,いっそのこと MUA を乗り換えてしまうか.うぅむ.