GCC と Gentoo

先月は研究室ライブラリとか自作プログラムとかを書き直しまくってた.MIRU に発表に行く前に発覚してた問題があったんで,そのついでに全部見直してみよう,と.実は後者はまだ終わっていない.

書き直した後のプログラムとかが問題なくコンパイルできるか確認しようと思って,確か 28 日に GCC 4.1.1 のインストールを決行した.これまで使ってたのは 3.4.6.インストール作業自体は実に簡単なもので,旧バージョンとの共存もあっけなく実現した.で,実際にコンパイルしてみると特に問題はなかった.まあ,テンプレートはおろか継承すら使ってないものがほとんどだからなぁ.

じゃあ次はシステム全体を 4.1.1 で再コンパイルしよう,ということで,gcc-config でコンパイラを切り替えて emerge -e world.途中 libquicktime-0.9.4 のコンパイルに失敗してたからこれを emerge -C して再び emerge -e world.二度手間.超無駄.emerge --skipfirst --resume なら二度手間にならずに済むという事を知ったのは終了後 orz ということで丸一日費したのが確か 29 日.コンパイラのバージョンを上げたからといって 何かが劇的に向上したという事は特になく.

2, 3 日くらい疎かにしてた emerge --sync をさっき実行して emerge -pvuD world してみたら glibc のバージョンが上がってた.もしやと思って gentoo.org に飛んでみたら,2006.1 を 30 日にリリースしたとのニュースが.この 2006.1 は GCC 4.1 を元々含んでたわけで.それを俺はたった 1, 2 日ほど早まってインストールしただけなわけで.なんか癪やわぁ.